なかなか

ぼちぼち

即興

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お友達が音楽について書いていたので

内容に関連性はありませんが、わたしの音楽生活の主体、ジャズについて書きます

 

いま私は大学のジャズ研究会に所属しています

楽器はテナーサックス、好きな奏者はハ

ンクモブレー、ジョニーグリフィン、ボブミンツァーあたりかな、なんて まだまだ2年目の未熟者ですが

 

高校時代、インストはよく聴いていたけど、どジャズは眠くなるばっかしで聴いていられなかったのが

今ではどっぷりジャズの世界に浸っています まじで沼 奥深過ぎてまだやっと足首埋まったくらいなんだろうけど 

 

ジャズの魅力は曲調とか独特のリズムもあるけど、何と言ってもアドリブ、即興演奏だと思ってる

入学式の日、ジャズ研のセッション日ということで遊びに行ったわけなんだけれど

もう本当に凄かったんだあの日は多分一生忘れらんないんじゃないかなってそれくらいの衝撃

 

▽私の場合のセッションの仕組みをまず

セッションではスタ本というスタンダードナンバーの楽譜集?から曲を決め、基本フロント(主に管楽器とかね)が主体となって進められる

イントロ付いたり付かなかったりは曲にもよるけどその時の雰囲気で頼んだり、頼まずドラムのカウントで始めたり、そうして楽譜に書いてあるメロディー(テーマと言う)をまず奏でていく バック(主にピアノ(ギターも)、ベース、ドラム)は楽譜に書いてあるコードにそってバッキング(伴奏)

そしたらアドリブ(ソロとも言う)タイム、また最初の小節に戻って各小節のコードに沿って一人一人演奏していく それは最後の小節が終わったらまた最初の小節に戻って2周目 というようにどんどんどんどん続けていく仕組み

(曲によってはアドリブの時はここの楽譜の部分を吹くとか、アドリブ用のコードがあったりする)

ここでのミソはこれから書くとして、このアドリブはバックの人達も勿論やることがあって、例えばベースソロ、ドラムソロ、さらにボーカルもスキャットとかの形でソロがあり、いろんなバリエーションがある

大体ソロや色々が終わったらまた最後にテーマに戻って終わり!イントロにも色々あるように終わり方にも色々あるけど詳しくはまあ

 

 

ってな感じです長くなっちゃったけど

それをそのサークル見学で教わりながら演奏を聴いてたんだけど 楽譜自体は読めるからテーマをやってるときは楽譜を追えるけど、コードについてもよく知らない私にとって、アドリブに入った途端紡ぎ出される音達に、え??!なに??!どこ吹いてるの??!即興で??!これを??!感がやばかった

 

ってか楽譜これなのっていう(↓例、わたしの好きなスタンダードナンバー)
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ピアノと吹奏楽をやってた身からするとこんな楽譜だけでこれだけの演奏???創造力どうなってるの??っていう強過ぎるショックを受けました 

その日にもう、この人達と関わっていきたい、入ろう、って決めましたよね

 

 

そこで本題、わたしが思うアドリブ、即興の魅力

といっても魅力は全て「その場限りの」ってところ、即興ってところに落ち着きます

 

同じ演奏は二度と出来ないということで、その日の気持ち、コンディションでいくらでも変化するものなのではと思っていて

 

ソロの面から言うと、如何に自分の引き出しからアウトプットできるかと、たまに生まれる新たな自分だけのフレーズという魅力

・聴いてる側からすると、プレイヤーのアウトプットに対して「このフレーズ聴いたことある…!」とか「このコードにこれ当てはめるのナウいな」とか、「キターー高速連符!」とか、そこで演奏者と観客との共感が生まれるところ(それにはそれなりの知識がいるけど)

・そして「そのフレーズなに…!めっちゃ良い!心地良い!」って即興中のひらめきが生まれてカッチリはまる時が来るところ(それは演奏側観客側どちらも気持ちいい)

 

その場限りの演奏で同じ演奏は二度と出来ないけど、同じ人から演奏されるメロディーって(時期にもよる)共通点は勿論あって、そういう意味で好きなプレイヤーってのが現れると思う

 

 

バッキングの面から言うと、ソロ吹いている人の雰囲気?に合わせて盛り上げたり沈めたり、リズムを合わせてみたり、拍を変えてみたり、遊びを加えたりしてる

こういう時、演奏側本当に楽しいです、見てても皆めっちゃ楽しそうにしてるし、本当にわくわくする可能性無限大感

 

 演奏側がこういう粋な事した時に観客が歓声とか声上げたりするのもライブの魅力

 

今までのピアノや吹奏楽はもうあるものを如何に上手く聴かせられるか、技術がメインで、観客側は綺麗…感動…って感じなイメージだけど、

ジャズはそれプラス観客との一体感がより分かりやすくあると思うんですよね

ロックバンドもその点はあると思うけど、アドリブが割と主体になっているジャズはライブで演奏側と観客側の高揚感が生まれるまさに"ライブ"が1番適している分野だなって思ってます

そしてその空間は本当に美しいって感じる

 

余談ですが、この間久々にラップバトルを見ても同じような高揚感を感じました 即興で繰り出される言葉の掛け合い、すっごくゾクゾクしたしこれぞライブだとこの時も思った

 

そういった意味で即興って本当に魅力的

ジャズに限らず色々なところで

臨機応変なんてのもきっと同じくらい素敵

 

 

即興の素晴らしさを感じるまでは本当に難しいんだけど、私も一瞬でいいからお客さんに高揚感を共有できるプレイヤーになりたいです

と右手負傷で楽器も吹けない今沸々と野心を燃やすだけですが、、

 

みんなもジャズを聴こう ライブに行こう

即興を感じよう

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